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イタリア、アドリア海に面した小さな町からの風便り。


by bollicine356
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@ AREZZO

# by bollicine356 | 2023-12-19 01:55
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アレッツォのヴァーザーリの家にて。

ここで飼われているわけではなく、いつもやって来てはお昼寝してるここのアイドル的存在。


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庭からサンタ・アヌンツィアータ教会のクーポラがのぞめます。

今は小さな庭のみが残っていますが、この先に続く土地に何ヘクタールにも及ぶ畑を所有していたそうです。

約500年前のこと。



# by bollicine356 | 2023-09-28 00:34 | ちょいとお出かけ
ラヴェンナの北のリドCasal Borsettiの魚レストランに行きました。

桟橋の突端にあるフローティングハウスの様な素敵なシチュエーションが有名。

そして、魚を自分達で選んで、炭焼きにしてもらう。

このラモーネ川は5月の洪水で、ファエンツァやコンセリチェの街を呑み込み、ここでアドリア海に注ぎ込み、この周辺の海水は一ヶ月もの間真っ黒でした。

今は何事もなかったかのように、いつもの夏を過ごした人々もそれぞれの場所に帰り、夏の余韻だけが残っています。

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# by bollicine356 | 2023-09-04 05:15 | 海ゴハン山ゴハン
本日7月23日はラヴェンナの聖人Sant’Apollinareの日で、町の祝日です。
例年、浜辺では花火が打ち上げられ、夏のお祭りは多くの人で賑わいます。

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Basilica di Sant’Apollinare in Classeのモザイク

そして、今日はラヴェンナの有名な企業家Raul Gardiniの死後30年にあたる日でもあります。
彼は自死と言われていますが、財界、政界、闇献金、果てはマフィアにも絡む深い闇ゆえに、他殺だったのではないかという疑惑が今でも拭いきれていません。

地元の裕福な地主の息子だったガルディーニは、今でもこの地方の多くの少年が嗜むヨットスポーツに明け暮れて育ちます。後に妻となる地元の有力企業フェルッツィ家の令嬢と知り合ったのもその時代でした。
精悍で美しく、人を逸らさぬ人柄は生まれついてのものだったようです。令嬢がすぐに虜になったのも無理はありません。
結婚後、舅の跡を継ぎ、会社は発展し、モンテディソン、エニなど国の最大手の企業や政治家と絡み合いながら、様々な闇と巨悪に蝕まれて身動きが取れない状況に至って、闇が明るみに出ることもなく、彼の死と共に真実が葬られました。

彼の幼少からの趣味であるヨットをIL MOLO DI VENEZIA(ラヴェンナ港の最大の桟橋の名前)と名付けたヨットで、初めてイタリアをアメリカズカップに出場させたり、多くの関連企業をラヴェンナに誘致して雇用を促進し、町の発展に大いに寄与した功績。
そして何より、地方の鄙びた小都市を、かつての初期キリスト教ならびにビザンチン文化の栄華を全国的にさらには海外にも再発見させるきっかけを作った人物でもあります。(彼の死後数年後にユネスコの世界遺産に登録されます)

死後30年を記念して、新たに彼を題材にした映画が作られたそうで、今夜テレビでも放映されるとのこと。
2~3ヶ月前には未曾有の大洪水が起き、コロナ禍で既に疲弊していたラヴェンナ市民は大打撃を受けています。
あのガルディーニ全盛だった70年代終わりから80年代にかけての毎日がお祭り騒ぎのような日々をガルディーニに重ね合わせて懐かしむ50歳以上のラヴェンナ市民は多いと思います。うちの夫も含めてw
ラヴェンナの祭日に死したガルディーニはラヴェンナの第二のアポリナーレかもしれません。

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Il molo di Veneziaとガルディーニ


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フィアットグループ総帥ジャンニ・アニェッリと若き日のベルルスコーニと共に

# by bollicine356 | 2023-07-23 19:18 | メリメロ(雑感その他)

洪水

エミリアロマーニャ州の未曾有の洪水被害、時間が経つにつれてその甚大さが伝わってきています。

火曜日の朝から降り続いた雨がようやく止み、市から数時間おきにかかってきていたアラーム電話がやっと静かになりました。

川の氾濫は、約2週間前にも起き、その時既に被害を被ったファエンツァやカステル・ボロネーゼといった町は最悪の状況です。

天候の悪条件が重なり、停滞した低気圧が大雨を降らせたそうです。

アペニン山脈に起を発し、アドリア海に注ぐ多くの川がこの地域を通るのですが、いずれも川幅が狭く、昨今のゲリラ豪雨のような短時間で大量の雨に耐えきれないそうです。

またずっと続いてた悪天候で既に川の水位が既に高くなっていたため、堤防決壊はあっと間でした。

私の住むラヴェンナの中心部はからくも水没の難を逃れましたが、いつ沈んでもおかしくない状況でした。

被害を受けた各地は訪れたことのある町ばかりで、友人、知人もたくさんいます。

ニュースを見るにつけ涙が出そうになります。

勤勉で人懐こくお祭り好きなこのロマーニャの人達に早く笑顔が戻りますように、早急な復興を願ってやみません。

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# by bollicine356 | 2023-05-19 01:40