帆船アメリーゴ・ヴェスプッチ90歳
2021年 02月 24日
昨日2月22日は日本では猫の日だったようだが、実は、世界で現存する(現役の)最も美しい帆船アメリーゴ・ヴェスプッチ号の誕生日でもある。
誕生日というより、進水デビューの日で、昨日で90歳を迎えたとのこと。
イタリア海兵隊の練習船として使用されており、母港はLa Speziaであるが、イタリアの「海の顔」としてイタリア中、世界中を航海している。
ここラヴェンナにも何度かやって来ており、娘が小学校だった時分にはクラスのみんなと父兄で見に行ったものだ。
港に停泊中だったので帆が下ろされており、見れたのはガイコツ(笑)のみであった。
帆船は、やはり帆にめいっぱい風を受けて海上を疾走しているところが美しいなぁ、と思ったものだ。
さて、この帆船の名を冠したアメリーゴ・ヴェスプッチはフィレンツェ出身のアメリカ大陸を発見した冒険家であるが、船内に打ち付けられた木片に書かれた標語は、やはりフィレンツェ近郊出身のレオナルド・ダ・ヴィンチの言葉だそうだ。
「Non chi comincia ma quel che persevera」
これだけとよくわからないが、この意味を解説したものがあった。
「Iniziare, progettare, compiere il primo passo non è semplice, ma la difficoltà maggiore è essere costanti」
「最初に一歩を踏み出すこと、計画すること、完遂することは簡単ではない。しかし、最も難しいのはそれを維持していくことだ」
なるほど。
天才も努力の積み重ねで偉業を成し続けたのか。
by bollicine356
| 2021-02-24 01:28
| メリメロ(雑感その他)