イタリア、アドリア海に面した小さな町からの風便り。


by bollicine356

カテゴリ:絵本( 3 )

ラディーノ

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これ、おなじみの「星の王子様」。
何語だと思いますか?

山の続きです。。。。。

これラディーノという言葉なんです。
このVAL GARDENA一帯を中心とする南チロル地方の言語です。
方言というにはあまりにもイタリア語とはかけ離れ、かといってドイツ語とも違う。

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最初のページを開くと、イタリア語らしき単語もあるけれど????
こうやって文字にしたものを見るとなんとなくわかる言葉もありますが、実際に話しているのを
聞くと????????????????????????????????????

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この御者のおじさんの言うこと、値段交渉の際の数字しか理解できなかった。。。(笑)

ちなみにこっちはイタリア語版「星の王子様」。

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こんなにたくさんの言語に翻訳されている本も珍しい。
何しろラディーノまであるんだから。

それにしても、日本語の翻訳タイトルの「星の王子様」って素晴らしい訳だと思う。
どの言語も英語で言う「リトル・プリンス」となっているのではないでしょうか。
「星の」が付いたことで内容ががロマンティックでエキセントリックなものを想像させてくれると思いませんか?
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by bollicine356 | 2008-03-21 06:02 | 絵本
アリエルの島に行ってきました。

って、本当の島に行ったわけではなくお話の世界です。

マントヴァのアンインプロッヴィーゾ劇団の劇を見に行ってきました。
劇団のディレクター兼作者兼アクター兼イラストレーターと一人何役ものマルチな才能を発揮しているDARIOさん。
演壇の中央に置かれたスクリーンに映されるのは、彼の机。
そこにはテレビスコープが取り付けられていて、彼がイラストを描きながら物語が進行します。
紙芝居映画とも言えるけれど、時々彼自身がスコープを覗いてのアクションもあります。
実際のストーリーテラーはスクリーン横にいる女性、CRISTINAさん。
彼女もダンス、歌を交えながらの熱演。
いかにも鍛えられたという感じの身のこなしとボディラインは只者ではありません。

お話をかいつまんで説明すると、
あるところにアリエルといういたずら者の妖精がいて、みんなにいろんないたずらをするのですが何せ透明なので誰も彼を捕まえることができません。
そんなアリエルが美しい妖精に恋をしてしまいます。
でもその妖精は実は魔法使いで、アリエルを捕まえて無人島に閉じ込めてしまいます。
しかしアリエルはちっともめげず、その何も無かった島に彼の不思議な力でたくさんの遊び道具や仲間を増やしていきます。

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このお話は本にもなっています。(DARIOさんに直接サインしてもらってTOBIAは大喜び。彼女の名前をとっても素敵なイラストに変えてくれました)
でも、劇はもっと素敵♪
イタリアの劇、特に今回のように会場が小さい場合は特に、演ずる側と見る側の距離が非常に近いのです。実際の距離と言うのではなく、見ているほうも演ずる側に参加している感があります。そして、劇が終わると必ず劇に使った道具や人形、絵などを間近で見せてくれます。
もちろん、子供や親の質問にも丁寧に答えてくれます。

今回は劇の後におやつと工作教室まで準備されていました。

長くて寒いヨーロッパの冬は屋内で過ごすことがどうしても多くなってしまうのですが、こんな上質な子供のための公演や教室がまめに催されているのはうれしい限りです。

ちなみにこのMANTOVAの劇団は何度も子供劇の賞を受賞しており、イタリアだけでなくヨーロッパ各地で公演しています。
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by bollicine356 | 2008-01-23 19:44 | 絵本
新学期が始まって、怒涛のような一週間が過ぎました。

その間、マリート氏はブドウの収穫に駆り出され、朝から晩までいません。
夜帰ってくるとボロ雑巾のように疲れきって、ベッドに直行。
ブドウの収穫というのは大労働らしい。
働いているのはおじいちゃんばっかりなのに、みんなどうやって毎日体力を維持しているんだろう。

あれこれ雑用に追われていたけれど、ここで一区切り。

大好きなパドヴァの町を一人でぶらぶらしに。

街中を歩いていると何だか聞き覚えのある、胸をえぐられるような優しくて哀しい響きの音楽が。。
大道芸人が火のついたスティックを2本操っていました。
そうそう、これはあの「アメリ」の音楽だ!

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なんでフランス人に生まれなかったんだろうと、つくづく思った映画です。

そして、この大道芸人もなんだかフランス人っぽく見えてくるから不思議。
よーく見ると、アンティックな道具箱やよたっとした衣装もおしゃれ。
大道芸人って、みんな哲学的なんだよなぁなんて思いながら道を進む。

よく行く本屋の絵本コーナーで立ち読み。
ふと目に付いた本を手に取るとこれまたどこかで見たような絵が。。

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裏表紙をめくると、なんとこのイラストレーターはアメリに出てきた絵を描いた人で、この映画のアートディレクトもしたと。
縁というか、好きなものってどこかでつながっているんですね。

ストーリー自体はそれほど好きじゃなかったけれど、絵はかわいいです。
主人公の男の子が持っていた熊のぬいぐるみがサバト、原作のドイツ語でゾンターク。
サバトを手荒に扱った少年が男の子のお人形になってしまい、熊に買われてしまいます。

サバトがミルクまみれになり、洗って干されてる絵が一番好きです。
日本にもこの絵本あるのかな?
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by bollicine356 | 2007-09-24 18:32 | 絵本