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by bollicine356
| 2022-07-27 17:20
先週末にノッテ・ローザという、北はコマッキオ、南はリッチョーネまで続くロマーニャの海岸で開催された夏のお祭りがあったばかりなのに、今週末はJovanottiのビーチコンサートで大賑わいのラヴェンナです。
一晩3万3千人、2晩連続のまるでテーマパークのようなマリーナ・ディ・ラヴェンナの海岸。
前日まで秘密だったゲストはFEDEZやジャンニ・モランディ達だった模様。
私は彼らのインスタで鑑賞😅😁🤣
今晩はローマのチルコマッシモでも6万?7万?の観客動員数というマネスキンのコンサートもあり。
そして数日前に娘を訪ねていったフィレンツェでも、地域のノッテ・ビアンカのお祭りがありました。
イタリアでもコロナウィルス感染者数が急増しており、このような密で大きなイベント開催後の感染者のさらなる増加を心配する声もかなりあるのですが、聞こえないふりですね🫣🤫🫢
祭りの後始末、甚大になりませんように。
イタリアにも日本にも心がザワザワする今日この頃。
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by bollicine356
| 2022-07-10 00:37
今日は6月最終日ですね。
今年もあと半分か。
イタリアも日本も強烈な暑さですが、夏至も過ぎたしあとは冬に向かっていくんだな、と自分に言い聞かせて耐えております。
さて、先日の6月最終日曜日は近郊の町ファエンツァで3年ぶり(コロナのため)にパリオが開催されました。
パリオというとシエナが有名ですが、12世紀に起源をもつファエンツァのパリオもなかなか面白いです。
パリオまたはジオストラと呼ばれる騎馬競技はイタリア各地にありますが、シエナはあの小さな傾斜の激しい広場で裸馬でいかに早く走るかを競うのに対し、ファエンツァをはじめ多くの町のそれは、中世の衣装に身を包んだ騎士が槍を持って馬に乗って走り、的を射るという、日本の流鏑馬のような趣です。
競技の前日には、リオーネと呼ばれる街区の代表が、時代祭りよろしく美しい衣装に身を包み町を練り歩きます。
ファエンツァの場合、的はNiballoと呼ばれるサラセン人の武将です。
当時イタリアを侵略しに南方からやって来ていた宿敵なので、どこの町でも浅黒い肌の人形が的となります。
今年は白組のBorgo Palinuccoが優勝でした!
また来年も無事に開催されますように!
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by bollicine356
| 2022-07-01 01:22
今日、町で見かけたストリートアート。
RisiKoという、こちらではポピュラーな戦争ゲームで遊ぶプー。
調べたところ、2月の終わりから展示してあった地元のアーティストによるステンシルだそうだ。
何度もこの道を通っているのに今までその存在に気が付かなかった。
RisiKoは20世紀半ば、第2次世界大戦後に創作されたゲーム。
戦車や爆弾を世界地図の上で動かして遊ぶ戦略ゲームだ。
うちの夫(50代)は子供の頃、ソルダーティ(兵隊)のフィギュアや戦車のオモチャで遊んでいたらしいが、おそらく一年間の兵役が義務だった世代が子供の頃は、まだこんな遊びをしていたのだなぁ。
もう一つ、ニンテンドーやコンピューターゲームが普及する前にどこの家庭にもあったゲームがGioco dell'oca.
これはサイコロを転がして中心まで上がっていく単純なゲーム。途中で落とし穴があったり、逆戻りしながら進んでいく。
このゲームの歴史は古く、16世紀半ばにできたものだとか。
時のフィレンツェの盟主Francesco I de’Medici が、スペイン王フェリペ2世に教えたところ、フェリペ2世はたいそう気に入って楽しんだとか。
机上で狂気のゲームを楽しむ孤独なファシストは、妄想を膨らませ続けている。
早くこの忌々しいストリートアートが取り外される日が来ることを願ってやまない。
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by bollicine356
| 2022-04-29 07:41